エビングハウスの忘却曲線
2021.09.10 勉強方法
エビングハウスの忘却曲線とは
エビングハウスの忘却曲線をご存知でしょうか?
この結果を活用した学習を取り入れれば暗記マスター間違いなし!是非とも取り入れたい。
様々な心理実験で古くから効果が確認されていているエビングハウスの忘却曲線とは?
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発表した「エビングハウスの忘却曲線」です。
エビングハウスは実験で無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。
そこで出た結果は次の通りです。
20分後には42%忘れる 1時間後には56%忘れる 9時間後には64%忘れる 1日後には67%忘れる 2日後には72%忘れる 6日後には75%忘れる 31日後には79%忘れる
人が学んでから、31日後には8割も記憶から消えているということです。
学校行く意味について馬鹿らしくなってしまいますね。
エビングハウスの忘却曲線の注目すべき点
しかし、このデータは気をつけなければならないポイントがあります。
それは、このデータは「子音・母音・子音」をごちゃ混ぜにした無意味な音節を覚えた時の記憶のデータであるということです。
でももしこれが、意味のあるものだったらどうでしょう?
例えば「ハナ、トイレ、家、火事」だったらどうでしょうか。
覚え方によっては、ストーリーを作れば、花でいっぱいのトイレにいたら家が火事になった・・・といった お話をつくれば、すぐに覚えられそうな気もします。
何かを覚えるときは、頭の中でどんなものかイメージしたり、既知のものを紐づけしようとしますよね。
今回の実験は、こういった要素を排除しているので、記憶について一概にはエビングハウスの忘却曲線は適応できないという理解もしましょう。
まとめ
エビングハウスの忘却曲線は単純記憶の忘却率を表している
次の記事では、エビングハウスの忘却曲線を活用した方法をご紹介してます。